REPORT

「第3木曜LT会 #32」を開催しました!

開催日

2026.8.20

第3木曜LT会とは?

毎月第3木曜日 WeWork 渋谷スクランブルスクエアの共有スペースで行っているITエンジニア向けLT&懇親会イベントです。
毎月さまざまな方に登壇していただき、エンジニア同士で盛り上がるお話、ちょっとためになるお話をしていただいています。

こんにちは!第3木曜LT会運営です。
2026年8月20日に開催した第32回目の「第3木曜LT会」についてのレポートをお届けします。

登壇者紹介

今回は6名の方に10分の持ち時間でご登壇いただきました。
運営がレポートします。


MCP実装で踏んだ落とし穴
向川原 悠貴さん(株式会社マイクロニティ)

業務でMCPサーバーを実装した際に直面した課題について発表してくださいました。既存のREST APIを活用して簡単にMCP化できると思っていたものの、認証やAPI設計、カスタムドメイン、MCP固有の仕様など、想定以上に考慮すべきことが多かったというお話が印象的でした。実装だけでなく、申請や仕様への対応まで含めて計画する重要性を学べる発表でした。

アプリ開発の体制の変遷と、そこから学んだこと
大林 拓実さん(オープンワーク株式会社)

「アプリ開発の体制の変遷と、そこから学んだこと」というタイトルで、モバイルアプリ開発の組織体制を変えてきた経験について発表してくださいました。Webとアプリをドメイン単位でまとめる体制から、再びアプリ中心の体制へ戻した経緯を、実際の課題とともに紹介していただきました。どの体制も当時は合理的な判断だったというお話から、組織も状況に合わせて仮説検証しながら改善していくことが大切だと感じました。

AI で本を書いて Amazon で売った経験からの学び
市川 義規さん(披沙書房)

AIを活用して書籍を制作・販売した経験について発表してくださいました。最初はChatGPTの出力をコピーして制作していたものの、文章の品質やルビ、レイアウトなど、書籍ならではの細かな要件への対応に苦労したというお話が印象的でした。AIに生成させるだけでなく、ルールベースのチェックなどを組み合わせて品質を担保する工夫が興味深く、実際に販売まで経験したからこその学びが詰まった発表でした。

AIを正しくするより、根拠をたどれるようにする
高草木 和史さん(株式会社リンクアンドモチベーション)

「AIを正しくするより、根拠をたどれるようにする 〜議事録から、AIの出力を検証・修正しやすくした話〜」というタイトルで発表してくださいました。
「AIを正しくする」ことよりも、「人が根拠をたどって判断できるようにする」という発想が、とても実践的だと感じました!AIの精度を上げ続ければ確認作業がなくなる、という単純な話ではなく、正解が一つではない仕事では最後は人が判断する必要があります。だからこそ、根拠となった発言まで一緒に残しておくという考え方には納得感がありました。
開発でも、バグをゼロにすることより、問題が起きたときに原因を追えて、すぐ直せる状態を作ることのほうが大切な場面があります。AIも同じで、間違うことを前提に検証しやすい仕組みを作る。AI活用の話でありながら、テストやフィードバックを重視する開発プロセスにも通じる話だと感じました。

pepperと会話したい
いわもんさん(レバレジーズ株式会社)

「pepperと会話したい」というタイトルで発表してくださいました。受付で、Pepperの頭を持った人がきたので、どの登壇者の方なのか一発わかりました(笑) 今回は「pepperと会話したい」というタイトルでしたが、中身を聞くと「Pepperを最新の技術で生き返らせる」といったサブタイトルをつけられるような内容の発表でした。 会話のレスポンスが、処理の問題で非常に遅かったものを、人間と同じように聞きながら考えるという並列プロセスを組み込むことで、よりリアルタイムに会話ができるようになったというのは非常に面白かったです。 最後の、Pepper同士(実は会社に一台放置Pepperがいたとのこと)で1時間くらい会話させていたら、勝手に人間アンチの会話を始めていて怖かったというくだりは、SF映画のようで少しゾッとしました(笑)

ChromeのBuilt-in AIについて
蓬莱寿成さん(株式会社アイスタイル)

「ChromeのBuilt-in AIについて」というタイトルで発表してくださいました。Chromeの中だけで生成AIを動かせるというのは、今後のWebアプリの作り方を少し変えていきそうだと感じました!特に、何でもPrompt APIに任せるのではなく、翻訳や要約など用途ごとに最適化されたAPIを使い分けることで、速度や精度を上げている点が印象に残りました。
クラウドのAIを呼び出すことが当たり前になっていますが、ローカルで完結できれば通信の待ち時間だけでなく、データを外部に出さずに処理できるメリットもあります。一方で、Chrome限定や必要メモリなどの制約もあり、実際にプロダクトへ導入するには利用環境を考える必要がありそうです。「最高精度のAI」だけではなく、「そこそこの精度でもすぐ返ってくるAI」という選択肢が増えることで、AIを使った機能の設計もこれから変わっていきそうだと思いました。

今回も様々なお話が聞けました。
登壇者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!

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次回

2026.8.20

木曜日

18:00〜

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