REPORT

「第3木曜LT会 #28」を開催しました!

開催日

2026.4.16

第3木曜LT会とは?

毎月第3木曜日 WeWork 渋谷スクランブルスクエアの共有スペースで行っているITエンジニア向けLT&懇親会イベントです。
毎月さまざまな方に登壇していただき、エンジニア同士で盛り上がるお話、ちょっとためになるお話をしていただいています。

こんにちは!第3木曜LT会運営です。
2026年4月16日に開催した第28回目の「第3木曜LT会」についてのレポートをお届けします。

登壇者紹介

今回は6名の方に10分の持ち時間でご登壇いただきました。
運営がレポートします。


PRレビューのボトルネック解消
Marko Poppさん(株式会社マイクロニティ)

AIによってコード生成が高速化する一方で、レビューが新たなボトルネックになるという現場のリアルな課題に対し、具体的な解決策が示された非常に実践的な発表でした。
特に、スキルベースの曖昧な指示ではなく、レビューチェックリストやフォーカスエリアを明確に定義した「ルール」へと再設計することで、レビューの質と一貫性を高めた点が印象に残りました。
さらに、モノレポ化によるコンテキストの統合や、AIによるフィードバックループの構築など、単なるツール活用に留まらない仕組みづくりが効果的に機能していることが伝わってきました。
レビューの高速化によって次のボトルネックがリリースへと移行していく流れも含め、開発プロセス全体を最適化していく重要性を改めて認識させられる内容でした。

「とりあえず動かす」で遠回りした話 〜保守性とコミュニケーションの大切さ〜
どうちんさん(株式会社永産システム開発)

「とりあえず動かす」という一見効率的に見える進め方が、結果として遠回りにつながってしまうという実体験に基づいた学びが整理されており、非常に納得感のある内容でした。
特に、AIに頼りすぎてコード理解が浅くなり、保守性や一貫性に課題が出るという点は、多くの現場で起きている課題だと感じます。
目標の可視化や既存コードの理解といった基本を押さえつつ、「先輩とのコミュニケーション」によって暗黙知を取り込んでいく重要性が一貫して語られていた点も印象に残りました。
一人で抱え込まず、適切に頼ることで結果的にスピードも質も上がるというメッセージが、具体例を通して伝わってくる発表でした。

ハーネスエンジニアリングの実践
なりたさん(ランサーズ株式会社)

エージェント型開発における「ハーネス設計」を軸に、実践的なアプローチが体系的に整理されており、とても示唆の多い発表でした。
特に生成と評価を分離し、Planner・Generator・Evaluatorの役割を明確にすることで、品質と再現性を担保する設計は納得感があります。
単純なコード生成に頼るのではなく、評価ループやリトライ制御まで含めて仕組み化している点に、実運用での工夫が感じられました。
さらに、サブエージェントへの役割分担やコンテキスト節約の考え方など、長期的に運用するうえでの設計指針も具体的で参考になります。
AIを単なる補助ではなく、制御された開発プロセスとして扱う視点が印象に残りました。

振り返りの習慣を身につけるためにGitHubでしくみ化しよう
ゆうすけさん

振り返りの重要性は理解しつつも「続かない」という課題に対して、GitHubを活用して仕組み化したアプローチがとても実践的でした。
特に、1日の終わりにまとめて書くのではなく、業務と並行してリアルタイムに記録するスタイルへ切り替えた点は、継続性を高めるうえで非常に合理的だと感じます。
PR単位で日誌を管理することで、タスクと振り返りが自然に紐づく構造になっているのも興味深いポイントでした。
AARを取り入れた振り返りや、AIを活用したモチベーション維持など、無理なく続けるための工夫が随所にあり、自分の業務にも取り入れてみたくなる内容でした。

非エンジニアとAIコーディングの障壁
關尊之さん (レックスバートコミュニケーションズ株式会社)

非エンジニアがAIコーディングに直面する障壁を具体的に整理していた点が非常にわかりやすい発表でした。
特に、専門用語・時間・心理的ハードルという3つの壁はどれも現実的で、「動くものはできたが不安で使えない」という状態は本質的な課題だと感じます。
単に技術を提供するだけでなく、例え話での説明やエンジニアによるレビューを通じて"理解できる状態"をつくる重要性が伝わってきました。
今後は「作る」から「安心して使える」への橋渡しがより重要になると感じさせられる内容で、エンジニア側の関わり方についても考えさせられました。

複雑な運行情報を『直感』に変換する技術
TinyKittenさん (フリーランス)

公共交通の複雑な運行情報を「直感的に理解できる形へ変換する」というテーマが一貫しており、技術とユーザー体験がうまく結びついた発表でした。
Reactやdeck.gl、MapLibreといった技術選定も、可視化の目的に対して納得感があり、単なる実装紹介に留まらず「どう見せるか」まで考え抜かれている点が印象的です。
特に、GTFSやJSON、Protocol Buffersといったデータ形式の違いを整理しながら説明されていたことで、データ活用の理解も深まりました。
オープンデータを活用すれば、日常の不便を個人でも改善できる可能性があると感じられ、実際に触ってみたくなる内容でした。

今回も様々なお話が聞けました。
登壇者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!

次回開催は2026年5月21日!

次回も第3木曜の開催となります!
詳しくはconnpassをご確認ください。

ビールもおつまみもご用意しています。
エンジニアリング、マネジメントなど、技術領域のLTにご興味ある方、交流を深めたい方、ご参加お待ちしております!

開催レポート一覧

次回

2026.8.20

木曜日

18:00〜

参加する

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