
こんにちは!re:shine編集部です。
「このままエンジニアを続けていて大丈夫だろうか」「AIに仕事を奪われるのでは」と、ふと不安になることはありませんか。SNSやニュースでは「AIがコードを書く時代」という言葉も見かけるようになり、心がざわつく方も多いのではないでしょうか。この記事では、AIに代替されやすい業務・されにくい業務の違いを整理したうえで、これからのエンジニアに求められる考え方をお伝えします。読み終える頃には、漠然とした不安が「次に何をすればいいか」という具体的な一歩に変わっているはずです。
- 1、エンジニアの仕事は本当にAIに奪われるのか
- (1)「奪われるかもしれない」という不安の正体
- (2)なぜ「AIに奪われる」と言われているのか
- 2、AIに奪われやすい業務・奪われにくい業務の違いとは?
- (1)AIに置き換わりやすい業務の特徴
- (2)AIに置き換わりにくい業務の特徴
- (3)re:shineの現場で見えてきた発注内容の変化
- 3、AIに仕事を奪われないために身につけたいスキルとは?
- (1)AIを使いこなすリテラシーとプロンプト設計力
- (2)AIの成果物をレビューできる専門性
- (3)要件定義や意思決定など「人にしかできない仕事」を磨く
- 4、AI時代のフリーランスエンジニアの働き方はどう変わるのか
- (1)「使われる側」から「使う側」への移行
- (2)これからのキャリアの選び方
- よくある質問
- Q1. AIでエンジニアの仕事は本当になくなるの?
- Q2. プログラマーを目指しても将来性はある?
- Q3. フリーランスエンジニアはAIの影響を受けやすい?
- Q4. AIエンジニアに転向すれば安心?
- 5、まとめ:AIに仕事を奪われる不安との向き合い方
1、エンジニアの仕事は本当にAIに奪われるのか
(1)「奪われるかもしれない」という不安の正体
結論から言うと、多くのエンジニアが感じているこの不安は、決して大げさなものではありません。ある調査では、AIに仕事を奪われる不安を「とてもある」「ややある」と回答したエンジニアが合わせて66.2%にのぼったと報告されています(*)。約3人に2人が同じ不安を抱えているという事実は、まず知っておいて損はないでしょう。
一方で、不安の中身をよく見ると「エンジニアという職業そのものがなくなる」という不安と、「今の自分のやり方のままでは通用しなくなる」という不安が混ざっていることも少なくありません。この2つを分けて考えることが、記事全体を通じて大切な視点になります。とくに後者の不安は、正体さえ分かれば具体的な対策を立てやすいものです。
*参考:株式会社Textrade運営メディア「CloudInt」「AI時代におけるエンジニアの意識とキャリアへの影響に関する調査」2025年11月
(2)なぜ「AIに奪われる」と言われているのか
生成AIがコードを書ける、バグを見つけられる、ドキュメントを要約できる。こうした進化のスピードが「エンジニアはいらなくなるのでは」という声につながっています。実際、コーディングやテストといった作業の一部は、すでにAIが得意とする領域になりつつあります。
ただし、ここで注意したいのは「一部の作業が変わること」と「職業そのものが消えること」はイコールではないという点です。過去にも、開発を助けるツールやフレームワークが登場するたびに「エンジニアの仕事が減るのでは」という声は繰り返されてきました。そのたびに、エンジニアが担う仕事の中身は変わりながらも、専門性を持つ人材への需要そのものはなくなっていないんです。次の章では、AIに置き換わりやすい業務とそうでない業務を、できるだけ具体的に整理していきます。
2、AIに奪われやすい業務・奪われにくい業務の違いとは?

(1)AIに置き換わりやすい業務の特徴
結論として、仕様がはっきりしていて、正解が1つに決まりやすい業務ほど、AIに任せやすくなっています。
例えば、決まったフォーマットに沿った単純なコーディング作業や、定型的なテストコードの作成は、AIが得意とする代表例です。また、エラーメッセージから原因を推測したり、既存コードの意味を要約したりする作業も、AIに聞けば数秒で答えが返ってくるようになりました。ドキュメントの下書きや議事録の要約など、文章をまとめる作業も同様です。こうした「調べれば分かる」「パターンが決まっている」業務は、これからさらにAI活用が広がっていくと見られます。
(2)AIに置き換わりにくい業務の特徴
一方で、答えが1つに定まらない業務は、AIだけでは完結しにくいのが実情です。
例えば、クライアントの要望を聞き取って要件に落とし込む仕事や、複数の選択肢の中からシステム全体の設計方針を決める仕事は、その場の文脈や関係者の意図をくみ取る必要があります。また、コードレビューで品質に責任を持つ仕事や、想定外のトラブルが起きたときに現場の状況を踏まえて判断する仕事も、最終的な責任の所在が人にある以上、AIに委ねきることは難しいでしょう。案件の途中で仕様変更が入ったときに、関係者と落としどころを探る調整力も、同じく人にしかできない仕事です。
(3)re:shineの現場で見えてきた発注内容の変化
re:shineでは、エンジニアと企業が直接つながる仕組みを通じて、日々多くの業務委託の依頼内容に触れています。その中で感じるのは、「コードを書く量」だけを基準にした発注が少しずつ減り、「要件を一緒に詰められるか」「AIが出した成果物を見極められるか」を重視する発注が増えてきているという変化です。
案件によっては、実装量そのものよりも、AIを使って開発スピードを上げられるかどうかを面談で確認されるケースも見られるようになりました。これは決してエンジニアの出番が減っているという意味ではなく、求められる役割の重心が移ってきているということなんですよね。
3、AIに仕事を奪われないために身につけたいスキルとは?

(1)AIを使いこなすリテラシーとプロンプト設計力
まず土台になるのが、AIを日常的な開発フローに組み込み、使いこなす力です。何をどう指示すれば意図した成果物が返ってくるか、いわゆるプロンプト設計の感覚は、使い続けることでしか磨かれません。
例えば、コードレビューの前にAIへ一次チェックを依頼し、指摘された内容を自分の目でさらに精査する、といった使い方を習慣化しているエンジニアも増えています。設計の壁打ち相手としてAIに意見を出させ、自分の考えと突き合わせるという使い方も広がりつつあります。試してみると、思ったより頼れる相棒だと感じる方も多いはずです!AIを「代わりに全部やってくれる存在」ではなく「一緒に作業する相棒」として位置づける姿勢が、これからの標準になっていくはずです。
(2)AIの成果物をレビューできる専門性
AIが生成したコードをそのまま使うのではなく、正しく動くか、セキュリティ上の問題はないか、既存の設計思想と矛盾していないかを見極める専門性も欠かせません。
例えば、AIが提案したロジックに一見問題がなくても、将来的な保守性まで踏み込んで確認できるかどうかは、経験を積んだエンジニアにしかできない仕事です。AIが自信満々に提示した実装が、実は前提条件を誤解していたというケースも珍しくありません。AIの提案を鵜呑みにせず、根拠を持って判断できる力こそが、これからの市場価値につながっていくと考えられます。
(3)要件定義や意思決定など「人にしかできない仕事」を磨く
クライアントの本音を引き出すヒアリング力や、複数の技術選択肢の中から今の状況に合ったものを選ぶ判断力は、AIが代わりを務めにくい領域です。
例えば、フリーランスとして業務委託で関わる場合、契約範囲を超えて「そもそも何を作るべきか」まで踏み込んで提案できるエンジニアは、企業側から見ても頼れる存在になります。特定の業界知識やドメイン知識を持ち、技術力とかけ合わせて課題を発見できることも、大きな強みです。技術力に加えてこうした対人・判断のスキルを掛け合わせることが、AI時代における差別化につながっていくでしょう。
4、AI時代のフリーランスエンジニアの働き方はどう変わるのか
(1)「使われる側」から「使う側」への移行
AIによって一部の作業時間が短縮されることは、悪い話ばかりではありません。むしろ、単純作業に費やしていた時間を、要件定義や設計、クライアントとの対話といった付加価値の高い仕事に振り向けるチャンスとも言えます。

AIに仕事を「奪われる」かどうかを心配し続けるよりも、AIを「使う側」に回れるかどうかを意識するほうが、フリーランスエンジニアとしては建設的な向き合い方かもしれません。稼働時間あたりの成果を高められれば、単価や案件の選び方にも良い影響が出てくるはずです。
(2)これからのキャリアの選び方
とはいえ、フリーランスとして働き続けることに漠然とした不安を感じている方も、決して少なくないはずです。案件の内容がAIの影響で変わっていく中で、「このまま業務委託を続けるべきか」「どこかのタイミングで正社員に戻るべきか」と迷うのは自然なことだと思います。
re:shineでは、業務委託として関わった企業とそのまま正社員として契約を切り替える「トランジション採用」という選択肢も用意しています。フリーランスとして経験を積みながら、将来のキャリアの選択肢を広げておきたい方は、re:shineへの登録を検討してみるのもひとつの方法です。

よくある質問
ここからは、読者のみなさんからよく寄せられる疑問に、サクッとお答えしていきますね!
Q1. AIでエンジニアの仕事は本当になくなるの?
A. エンジニアという職業そのものがなくなる可能性は低いと考えられます。定型的なコーディングなど一部の作業はAIに置き換わっていく一方で、要件定義や設計判断、責任を伴う意思決定は人が担い続けると見られているためです。仕事の中身は変わっても、専門性を持つ人材への需要自体はなくならないでしょう。
Q2. プログラマーを目指しても将来性はある?
A. 将来性はあると考えられます。ただし、これから学ぶ方ほど「AIに指示を出す側」になる意識を早い段階から持っておくことが大切です。コードを書く技術に加えて、AIをどう活用するかという視点をセットで学んでいくと、市場価値を保ちやすくなります。
Q3. フリーランスエンジニアはAIの影響を受けやすい?
A. 正社員か業務委託かという雇用形態よりも、担っている業務の内容によって影響度は変わります。定型作業が中心の案件はAIの影響を受けやすい一方、要件定義や設計、クライアントとの折衝を含む案件は影響を受けにくい傾向にあります。案件を選ぶ際の視点として意識しておくとよいでしょう。
Q4. AIエンジニアに転向すれば安心?
A. AIエンジニアという職種に転向すること自体が、安心を保証するわけではありません。どの職種であっても、AIを使いこなし、AIの成果物を見極める力が求められる点は共通しています。転向を考える際は、職種名にこだわりすぎず、自分がどんな役割で価値を発揮したいかを軸に考えることをおすすめします。
5、まとめ:AIに仕事を奪われる不安との向き合い方
「エンジニアはAIに奪われるのか」という問いは、突き詰めると「自分はどんな役割を担っていきたいか」という問いに置き換えられるのだと思います。AIに置き換わりやすい業務があることは事実ですが、それは同時に、人にしかできない仕事の輪郭がはっきりしてきたということでもあります。奪われるかどうかを心配し続けるのではなく、AIを味方につけながら自分の役割をアップデートしていく。そんな向き合い方ができるエンジニアを、re:shineはこれからも応援しています。焦らず、自分のペースでキャリアを築いていってくださいね!
この記事を書いた人
re:shine編集部
エンジニアと企業のより良いマッチングを目指し、フリーランスとして働くうえで役立つ多彩なテーマを発信しています。生成AIの普及や働き方の多様化など、変化の激しいエンジニア市場において、フリーランスエンジニアの皆様に寄り添い、明日から活用できる情報をお届けします。
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